シーリングスタンプ(封蝋)の説明
●シーリングスタンプについて
シーリングスタンプはロウで作る立体の印鑑です。
(シーリングワックスで押したものが封蝋です)。
郵送する時、書簡の封印に使うことが出来れば最高なのですが、
残念ながらこのような使い方はお勧めしておりません。
これは、郵便書類が機械による自動選別工程を経るため、
スタンプが割れたり、剥がれたりするリスクを持っているからです。
シーリングワックスによっては紙への粘着力が高く、また、柔軟性があって、
このリスクを軽減しているものもありますが、弊社でいくつかのメーカーのワックスを
郵送テストをした結果、100%の保証を出来るものはありませんでした。
お客様のアイデアで、両面シールや紙ボンドでスタンプの粘着力を補強されたりする
話も耳にしますが、郵便封筒に使われる場合はこのリスクをお含みの上ご使用ください。
シーリングスタンプを完全な形でお届けする場合、
封書の中に入れる案内状、手渡しによる封書、席次表等、
ダメージを受けにくいご利用方法をお勧めします。
シーリングスタンプの押し方説明
■スタンダードな方法
はじめにオーソドックスな映画や海外のドラマなどでご覧になった方も多いと思われる方法を記載します。
1.シーリングワックスを溶かす(アルコールランプ使用がベスト)
2.目的の場所にワックスを垂らす
3.ワックスが固まらないうちにシーリングスタンプを押す
4.少し間をおく(画像は撮影のため手を離しています)
5.ゆっくりとスタンプを離す
■シーリングガン(ワックスガン)を使用
数年前から簡単にシーリングスタンプができるシーリングガンが日本でも入手可能になりました。
ウェディングシーンでの席次表や案内のシーリングは数量が必要になってきますので、
(かなり練習が必要ですが慣れると)これはとても便利。
(ワックスは専用のものになっています)
※いずれの方法につきましてもワックスご使用の際は十分にご注意下さい。
■真鍮製シーリングスタンプのお手入れ方法
柔らかく乾いた布で拭いてください。
(乾燥状態をお保ち下さい)
真鍮は時間経過とともに独特の味わい深い色合いに変化して風合いを醸し出します。
※アルミ製ハンドルも柔らかく乾いた布で拭いてください。